通常の4倍速く上達するというカランメソッドって何?その特徴と効果
英語を勉強していていろいろな情報を探している人であればカランメソッドというものを一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。僕もカランメソッドという言葉自体は知っていましたが、具体的な内容は知らず、数ある教育法の一つという認識でいたのですが、いろいろ調べていると、なかなか評判がいいみたいですので、カランメソッドというものについてまとめてみました。
カランメソッドの特徴
カランメソッドはイギリスで生まれた英語学習法で、他の学習法の4分の1の時間でケンブリッジ英検テストに合格するという実績があり、その効果はイギリスのカランスクールで証明されているそうです。
カランメソッドの特徴は、英語に対する処理スピードを高める訓練を繰り返し行う点にあり、授業では、生徒は先生の質問に瞬時に答えることが求められるだけでなく、先生も通常よりも早く話すことが求められているそうです。
英語学習というよりもひたすら英語漬けにされる感覚に近いのかもしれません。
この学習法のメリットは、短時間でものすごい量の英語が入ってくるため、日本語に訳して理解することが物理的に不可能になり、英語で理解し、英語で反応するという状況に半強制的におかれるんですね。
考えずに、反射的に言葉が出る状態を作り出すためのトレーニングとも言えます。
英語ができる人でも、普段から日本語ばかり話していると、どうしても英語を日本語に訳してから考えてしまうことはあるのと思います。僕も久しぶりに海外に行くと、数日間は英語の反応が鈍くなっていて、日本語に変換して考えてしまったりしますので、この学習法はとても理にかなってると思います。
予習をしてはいけない
カランメソッドでは予習はしてはいけないそうです。
テキストも勝手に開いてはいけないということなので、まさに実践スパルタ形式っぽいですね。
授業は対話形式、回答はフルセンテンスで
授業では先生が同じ質問を2回繰り返し、それに対してフルセンテンスで回答するのが基本のようです。
フルセンテンスというのは例えば「Are you Kenji?」と言われたとした時、ただ「No」と答えるのではなく「No, I’m not kenji. I’m taro.」といった具合に回答するということです。
もし答えられなくても、先生が一語ずつゆっくり発音してくれるので、それ真似して発音するという順序で授業は進みます。
短縮系があるものは短縮系で答える
回答する際に、短縮系がある場合は必ず短縮系で回答します。
短縮系とは下記のようなもので、口語では当たり前に使うものですので、ここでも座学よりも実践形式に重点が置かれていることがよくわかります。
I am → I’m
you are → you’re
he is → He’s
she is → she’s
do not → don’t
does not → dosen’t
did not → didn’t
is not → isn’t
are not → aren’t
has not → hasn’t
I will → I’ll
You will → You’ll
カランメソッドで使われるテキストについて
カランメソッドでは授業形式から言ってそれほど重要ではないようです。
予習をしてはいけないので、復習用として利用するためのものみたいですね。
カランメソッドの口コミと評判
カランメソッドを受けた人が短期間で英語力の向上を見込めたと回答したのに対し、完全な初心者はつまずいてしまうことも多いようです。この辺はスパルタ教育についていけるかどうかというのがあり、英語が上達するかどうかという効果の前に、自分のペースで勉強したいという人には向かないのかもしれません。
一点注意すべきなのが、イギリス生まれの教育法であることから、授業のベースとなるのはイギリス英語ということです。
アメリカ英語に慣れてる人だと、ところどころで戸惑うかもしれませんが、英語で考え反応するという部分に関しては変わらないのではないかと思います。
カランメソッドをオンラインで学べるところ
最後にオンラインで学べるカランメソッドを学べるところを紹介します。
無料体験レッスンもありますので興味がある方は受講してみてはいかがでしょうか?