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数字にまつわる英語。トライアングル、ペンタゴン、ヘックスレンチ

   

わかると面白い数字の語源

英語はラテン語かギリシャ語の語源を持っている言葉が多いのですが、ラテン語とギリシャ語の数字を理解していると英語への理解がより深まると思いますので紹介します。

まずは下記の表をみてください。
なんとなく見慣れたものがあるのではないでしょうか。

数字 ギリシャ語 ラテン語
1 mono uni
2 di bi
3 tri tri
4 tetra quadr
5 penta quinqu
6 hexa sex
7 hepta sept
8 octa oct
9 nona nona
10 deca deca

1 one solo mono uni

Solo(ソロ)というと音楽では独奏、独吟、独唱という意味があります。
日本語でもソロで活動しているアーティストとか、ソリストか言いますよね。
monorail(モノレール)はレールが1本だからですし、モノラルというは単一の音源ことです。
monologue(モノローグ)は一人で語る形式。
unique(ユニーク)は独自のという意味ですね。

2 Two duo dou bi

Duoはギリシャ語で2という意味が語源になっています。
二人組のアーティストのことなどをduo(デュオ)と呼んだりいます。
duet(デュエット)も二人で歌うことですよね。

Doubleは2倍という意味ですし、Doubtの疑うという意味は真実か嘘かという2択から来ているとされています。

biにはラテン語で2という意味があり、Bycicle(自転車)には二つの車輪があります。
ITなどではbinary(バイナリー)という言葉がよく出てくるのですが、これはデータ通信が0と1のふた通りの組み合わせで行われているため、バイナリーデータと呼ばれたりします。

3 three tri

Triには3という意味があります。
triangle(トライアングル)は三角形ですし。
3人組のことをTrio(トリオ)と読んだりしますよね。
Tripod(三脚)も同様です。

4 four tetra quadr

tetraにはギリシャ語、quadrにはラテン語で4という意味があります。
海においてあるテトラポッドは4つの突起がありますね。
Jazzなどでは4人組の編成のことをQuartet(カルテット)と呼びます。
25セントコインのことをQuarter(クオーター)と呼びますが、これは4分の1ドルだからです。
バスケットボールでもゲームが4つに分けられ1st Quarter から4th Quarter までプレイします。

Square(四角)にもよくみるとそれっぽいですよね。

5 five penta quinqu

pentaには5という意味があります。
アメリカ国防総省のことをペンタゴンと呼びますが、あれは建物の形が5角形の形をしてるからです。
音楽をやる人ならばペンタトニックという言葉を聞いたことがある人もいるかもしれません。あれも5音スケールという5という数字から来ています。

Jazzのグループなどでよくあるquintet(クインテット)も五人組のことです。

6 six hex sex

hexにはギリシャ語で6という意味があります。
ヘックスレンチという六角形の棒がL字型に曲げられたもの工具があります。
Hexagon(ヘキサゴン)とは6角形のことです。

sexとsixの語源が一緒で、hexという言葉には呪いという意味もあるところも意味深ですね。

7 seven hepta sept

heptaはなぜか日本ではあまり見かけることがない気がします。
september(9月)は本来は7月を表していたものが、3月始まりだった歴を1月始まりに変えた時に、名称はそのままにしていたことが理由のようです。

8 eight octa

octはギリシャ語で8という意味。
octave(オクターブ)は8音ですし、(Octpas)タコは8本足です。
october(10月)は旧暦では8月を表す。

9 nine nona

enneagon(九角形)
novenmber(11月)は旧歴では9月を表す。

10 ten deca

decadeは10年の意味がありますし、
december(12月)は旧暦では10月を表す。

まとめ

いかがだったでしょうか?
英語力という意味で即効性のある部分ではないですが、英語をより深く理解するための教養として知っておいて損はありません。
日本人は英語を話す機会が圧倒的に少ないと思いますが、同様に英語や欧米文化にまつわる教養が足りてないと思います。
これは日本人が歴史的、文化的にラテン語やギリシャ語、そしてキリスト教から受けた影響が少ないからです。
恥じることはありません。彼らが言語以前に共有している感覚に少しづつ触れて、理解していきましょう。

数字を表す語源を知っていれば、ネイティブにニュアンスの伝わる造語なんかを作ることも可能ですね。僕は、学校で習わない知識の積み重ねは、より深く英語を理解するうえで大事だと思っています。

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